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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科65巻5号

1993年05月発行

鏡下咡語

耳飾り館の誕生

著者: 川端五十鈴1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.378 - P.379

文献概要

 はじめに
 ヒトは昔から身体を美しく飾るため種々の装身具を身につけてきました。ヨーロッパやユーラシア大陸の旧石器時代の遺跡から装身具と想像される玉類,石片,骨片などが出土しているので装身具の歴史は遠い昔に始まります。我が国でも縄文時代早期の遺跡から装身具に相当する出土品が発掘されておりますので,私共の祖先も古くから装身具を愛用していたようです。
 聞くところによりますと,装身具というものは2種類に大別されると云われます。1つは今日のアクセサリーに属するもので,髪飾り,首飾り,指輪,腕輪などで,単に身体につけるものです。もう1つは入れ墨,御歯黒,抜歯,鼻輪など自分自身の肉体に手を加えて飾り立てるもので,その代表的なものが耳飾りでありましょう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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