文献詳細
原著
文献概要
はじめに
慢性副鼻腔炎の成因については,細菌感染がすべてではないが大きな要因として存在する。当科では,慢性副鼻腔炎患者に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術時に細菌検査を行ってきた。従来の報告では,検体を上顎洞粘膜や中鼻道分泌物としたものがほとんどであり1-3),節骨洞粘膜を検体とした報告は多くない4)。今回われわれは,内視鏡下手術時に部位を確認しつつ採取した節骨洞粘膜を主な検体として細菌学的検討を行った。また術後の経過観察時に感染を起こした例についても細菌検査を行っているのであわせて報告する。
慢性副鼻腔炎の成因については,細菌感染がすべてではないが大きな要因として存在する。当科では,慢性副鼻腔炎患者に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術時に細菌検査を行ってきた。従来の報告では,検体を上顎洞粘膜や中鼻道分泌物としたものがほとんどであり1-3),節骨洞粘膜を検体とした報告は多くない4)。今回われわれは,内視鏡下手術時に部位を確認しつつ採取した節骨洞粘膜を主な検体として細菌学的検討を行った。また術後の経過観察時に感染を起こした例についても細菌検査を行っているのであわせて報告する。
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