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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科65巻6号

1993年06月発行

原著

慢性副鼻腔炎の細菌学的検討

著者: 佐々木康1 中村光士郎1 兵頭政光1 湯本英二1

所属機関: 1愛媛大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.419 - P.425

文献概要

 はじめに
 慢性副鼻腔炎の成因については,細菌感染がすべてではないが大きな要因として存在する。当科では,慢性副鼻腔炎患者に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術時に細菌検査を行ってきた。従来の報告では,検体を上顎洞粘膜や中鼻道分泌物としたものがほとんどであり1-3),節骨洞粘膜を検体とした報告は多くない4)。今回われわれは,内視鏡下手術時に部位を確認しつつ採取した節骨洞粘膜を主な検体として細菌学的検討を行った。また術後の経過観察時に感染を起こした例についても細菌検査を行っているのであわせて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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