icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科65巻8号

1993年08月発行

文献概要

原著

KTPレーザーの中耳手術における有用性

著者: 小林俊光1 熊谷重城1 佐藤利徳1 髙坂知節1 石戸谷雅子1 鈴木雅明1

所属機関: 1東北大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.625 - P.630

文献購入ページに移動
 緒言
 近年,耳鼻咽喉科領域でCO2レーザー,Nd-YAGレーザー,アルゴンレーザーなどの諸種のレーザーが使用されている。これらに加え最近KTPレーザーが開発された。本レーザーは波長1,064nmのNd-YAGレーザー光をKTP(potassium-titanyl phosphate)結晶を通して得られる波長532nmのレーザーで,切開,蒸散、凝固,止血の全てに適するという特徴により,米国では耳鼻咽喉科領域でも急速に普及しつつある。われわれは,本邦にも最近導入された1)本装置の耳科手術での有用性を検討し,レーザー中耳手術につき文献的考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?