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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科65巻8号

1993年08月発行

原著

三叉神経障害例のティンパノグラム

著者: 生井明浩1 池田稔1 飯島正道1 冨田寛1 山本隆2 宮崎修平2 坪川孝志2 竹内東太郎3

所属機関: 1日本大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2日本大学医学部脳神経外科 3東松山市立市民病院脳神経外科

ページ範囲:P.641 - P.646

文献概要

 緒言
 三叉神経は,知覚神経および運動神経の両者よりなる混合神経である。三叉神経障害を評価する症状としては,患側顔面の知覚鈍麻が代表的なものとして知られ,三叉神経運動枝障害に関する検討は,これまで十分には行われていない。今回われわれぱ,顔面の知覚障害があり頭蓋内病変の確認された三叉神経障害例に対して,ティンパノメトリーを施行し,興味ある所見を得た。ティンパノメトリーが,ひとつの三叉神経運動枝障害の他覚的診断法と成り得る可能性があるものと考え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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