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原著
閉塞性睡眠時無呼吸症候群におけるセファロメトリーの検討
著者: 望月高行1 岡本牧人2 藤田央朗3 佐野肇2
所属機関: 1横須賀市立市民病院耳鼻咽喉科 2北里大学病院耳鼻咽喉科 3
ページ範囲:P.717 - P.723
文献購入ページに移動閉塞性睡眠時無呼吸症候群の発症要因の1つとして上気道の解剖学的異常がある。セファロメトリーは解剖学的異常をとらえるのに有用であり,種々の報告がある1〜3)。岡本らは呼吸および体位を変えてセファロメトリー(ダイナミックセファロメトリー)を施行し,その有用性について報告した4)。今回は,ダイナミックセファロメトリーにより,口蓋垂軟口蓋咽頭形成術Uvulopapalto-pharyngoplasty(以下,UPPP)5)や舌根正中部切除術Midline laser glossectomy (以下,MLG)6〜8)の術前および術後の軟口蓋,口腔,舌,咽頭の側面積の測定を行い,術前の治療効果の予測,および術後の面積の評価を検討したので報告する。
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