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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科65巻9号

1993年09月発行

原著

頭頸部領域の神経鞘腫の臨床的検討—埼玉県立がんセンター17年間の経験

著者: 角田玲子1 竹生田勝次1 西嶌渡1 小川雅浩1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.724 - P.727

文献概要

 はじめに
 神経鞘腫は神経鞘(Schwann cell)から発生する良性腫瘍である。頭頸部領域での発生は全身のうち25〜45%と比較的多く1〜3),近年は報告例も増えている。これらの文献を検討すると次のような問題点があげられる。すなわち術前に神経症状を呈することの少ない良性腫瘍であるが術後には起源神経の脱落症状をきたすことがあること,また術前に組織診断が困難なことが多いことなどである。
 そこで神経鞘腫の臨床像を明らかにするために,当施設での頭頸部領域における症例を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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