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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科66巻10号

1994年10月発行

原著

甲状軟骨に浸潤がみられた頸部リンパ節結核症例

著者: 安部裕介1 中根東1 大崎隆士1 高橋光明1

所属機関: 1旭川医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.905 - P.908

文献概要

 はじめに
 結核症は,近年の化学療法の普及,進歩により著明に減少したものの平成4年の新規登録患者は48,956人1)とわが国最大の感染症であることに変わりはない。また,ここ数年の罹患率減少速度の鈍化,在日外国人の結核発症の問題2)など,結核感染症の新たな局面の展開があり,結核症は決して過去の疾患ではなく,日常診療上常に念頭におく必要がある疾患と考えられる。
 今回われわれは甲状軟骨に浸潤した稀な頸部リンパ節結核の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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