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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科66巻11号

1994年10月発行

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域 腫脹の診断

14.口腔底の腫脹

著者: 藤吉達也1

所属機関: 1健和会大手町病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.75 - P.79

文献概要

 はじめに
 口腔底腫脹の主な原因は,炎症性,嚢胞,および腫瘍によるものに大別される。その診察に際しては,口腔底粘膜表面のみならず,頤下部,顎下部,さらには頸部全体の変化に注意を払うことが肝要である。口腔底領域には,互いに連絡する疎性結合組織性の間隙が存在し,深頸部,縦隔洞まで病変が及ぶ経路となり得るためである。このような解剖学的特徴を理解したうえで,口腔底の腫脹をきたす疾患の系統的診断手順を整理してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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