文献詳細
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域 腫脹の診断
文献概要
1.腫脹をきたす部位の解剖
副咽頭間隙(parapharyngeal space)は,咽頭側壁にある粗鬆な結合組織で充たされた間隙であり,内方は扁桃窩と接しており,後方には頸動脈や舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経を含み,下方は縦隔洞に通じている。図1に模式図を示すが,茎状突起により前後2つの部位に分けられ,副咽頭前隙・後隙と呼ばれる。
後咽頭間隙(retropharyngeal space)は頸筋膜椎前葉(prevertebral fascia)と咽頭の収縮筋間の疎性結合組織で充たされた間隙であり,小児の場合にはリンパ節を含んでいる(図2)。
副咽頭間隙(parapharyngeal space)は,咽頭側壁にある粗鬆な結合組織で充たされた間隙であり,内方は扁桃窩と接しており,後方には頸動脈や舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経を含み,下方は縦隔洞に通じている。図1に模式図を示すが,茎状突起により前後2つの部位に分けられ,副咽頭前隙・後隙と呼ばれる。
後咽頭間隙(retropharyngeal space)は頸筋膜椎前葉(prevertebral fascia)と咽頭の収縮筋間の疎性結合組織で充たされた間隙であり,小児の場合にはリンパ節を含んでいる(図2)。
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