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特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域 腫脹の診断
[付録]腫脹をきたす疾患と年齢
著者: 髙橋廣臣1
所属機関: 1北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.156 - P.162
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頭頸部領域において腫脹をきたす疾患は今回の特集にみられるように実に多種多様である。炎症性の腫脹があり,先天性疾患による腫脹があり,腫瘍性の腫脹がある。循環障害による浮腫もある。またどちらとも言い難い木村病のようなもの,血管腫や神経鞘腫のような真正の腫瘍ではなくて組織奇形に属するといわれているようなものもある。しかし,己の首を締めることになりかねないので病因論に言及することは止めることにして,診断が比較的難しいとされている頸部と口腔内の腫脹をきたす疾患について,どのような年齢の患者にどのような腫脹をきたす疾患がみられるかにつき統計的観察を行った結果を述べ,日常診療の一助にしたい。
頭頸部領域において腫脹をきたす疾患は今回の特集にみられるように実に多種多様である。炎症性の腫脹があり,先天性疾患による腫脹があり,腫瘍性の腫脹がある。循環障害による浮腫もある。またどちらとも言い難い木村病のようなもの,血管腫や神経鞘腫のような真正の腫瘍ではなくて組織奇形に属するといわれているようなものもある。しかし,己の首を締めることになりかねないので病因論に言及することは止めることにして,診断が比較的難しいとされている頸部と口腔内の腫脹をきたす疾患について,どのような年齢の患者にどのような腫脹をきたす疾患がみられるかにつき統計的観察を行った結果を述べ,日常診療の一助にしたい。
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