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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科66巻2号

1994年02月発行

原著

当科における最近の甲状腺手術例の検討(第3報)

著者: 山田哲生1 篠木淳1 山田弘之1 矢野原邦生

所属機関: 1山田赤十字病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.135 - P.139

文献概要

 緒言
 甲状腺手術は甲状腺が周囲臓器とくに喉頭,気管と隣接し,さらに反回神経が裏面を走行することから,一般外科との境界領域疾患とはいえ耳鼻咽喉科頭頸部外科が行う機会がふえている。当科でも1986年より甲状腺疾患に対し積極的に治療を行っており,過去に2回手術例の検討をしている1,2)。前回第2報2)では初期の3年間(1986年〜1988年)の報告をしているが,その後さらに4年が経過し手術症例数も飛躍的に増加した。また手術例数のみならず,その内容にも変化がみられる。今回1989年から1992年までの4年間で経験した241例を1986年から1988年までの96例に加え,合わせて報告するとともに,前半の3年間の96例との比較検討を行った。また1988年より術前検査として穿刺吸引細胞診を取り入れていることは第2報2)で報告したが,1989年からはさらに当院で行われている人間ドックに甲状腺エコーが取り入れられたこと6)から手術症例数およびその内容が変化しており,これも含めて検討を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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