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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科66巻6号

1994年06月発行

トピックス 耳管機能とその評価

1.耳管(機能)研究の潮流

著者: 熊澤忠躬1

所属機関: 1関西医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.497 - P.505

文献概要

 I.耳管研究の歴史
 耳管は1562年にイタリアの解剖学者Bar-tolomeus Eustachius (1520-74)によって発見され,その正確な構造,走行,周囲との関係など立彼の著書『聴器の書Epistala de Auditus Or-ganis』に咽頭鼓室管pharyngo-tympanic tubeとして描写されている。しかしこの論文は約200年間ローマ法王宮図書館内に眠っていて世に知られなかった。
 Antonic Valsalva (1665-1723)によって,これが発見され,彼はEustachiusに敬意を表してTuba Eustachii (欧氏管)と呼称することを提唱した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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