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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科66巻6号

1994年06月発行

トピックス 耳管機能とその評価

6.TYMPANOGRAMと耳管機能

著者: 小林俊光1

所属機関: 1東北大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.541 - P.547

文献概要

 はじめに
 最近,耳管機能検査装置が開発され,耳管機能あるいは中耳の換気能に対する関心が高まっている。しかし,現在でもつねに耳管機能を的確に評価することは容易でない。
 ティンパノグラムのピークは中耳圧を表し,これが大気圧付近にあれば,中耳の圧平衡能ひいては耳管機能は正常であると考えられることから,非穿孔耳では耳管機能の評価においてティンパノメトリーは不可欠の検査といえる。
 本項では最初にティンパノグラムのピークに影響を与える因子につき述べる。さらにインピーダンスオージオメーターにより耳管機能をどこまで推定可能か述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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