文献詳細
講座 頭頸部外科に必要な形成外科の基本手技・7
文献概要
はじめに
小血管の縫合は基本的には大血管の縫合に集約されるが,手術用顕微鏡とそのための手術器材を使用し精巧な手術操作を要する点でいくつかの特徴があり,工夫が必要である。
小血管の明確な規定はないが,血管径が2mm内外からそれ以下の大きさのもので,手術用顕微鏡下による縫合操作が適切である場合を小血管の範囲と考えてよい。近年,頭頸部外科領域での再建外科では遊離組織移植の占める割合が大きくなってきており,小血管を縫合する機会も増してきた。本稿では小血管の縫合法とその要点について解説した。
小血管の縫合は基本的には大血管の縫合に集約されるが,手術用顕微鏡とそのための手術器材を使用し精巧な手術操作を要する点でいくつかの特徴があり,工夫が必要である。
小血管の明確な規定はないが,血管径が2mm内外からそれ以下の大きさのもので,手術用顕微鏡下による縫合操作が適切である場合を小血管の範囲と考えてよい。近年,頭頸部外科領域での再建外科では遊離組織移植の占める割合が大きくなってきており,小血管を縫合する機会も増してきた。本稿では小血管の縫合法とその要点について解説した。
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