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講座 頭頸部外科に必要な局所解剖・16
咽頭(3)—血管と神経
著者: 佐藤達夫1 坂本裕和1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第2解剖学教室
ページ範囲:P.581 - P.590
文献購入ページに移動 胃や腸あるいは肝胆膵などの局所解剖では血管がはでな扱いを受ける。それにくらべ咽頭の記載では,血管は末尾に押しやられ少し添えられているにすぎない。咽頭には人目を引く動脈立乏しいのは事実である。しかし臓器は血管があってはじめて臓器でありうる。この項では,系統解剖的になってしまうきらいがあるが,従来,記述の乏しい咽頭の動脈について,詳しい記載をまとめておきたい。静脈と神経についても触れておく。
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