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原著
上顎洞Solitary fibrous tumorの1症例
著者: 三島陽人1 大町滋2 滋賀秀壮1 竹内仁3 田島正記1 飯沼壽孝1
所属機関: 1埼玉医科大学耳鼻咽喉科学教室 2大町耳鼻咽喉科医院 3埼玉医科大学第一病理学教室
ページ範囲:P.740 - P.743
文献購入ページに移動Solitary fibrous tumorは,KlempererとRabin1)により胸膜の腫瘍として1931年に初めて報告された。多くは胸膜に発生するが,稀に腹膜,心膜,縦隔,肺実質などにも発生することが知られ,WitkinとRosaiらは,1989年に上咽頭における発生を報告した2)。われわれは,上顎洞に発生した本腫瘍の症例を報告する。渉猟し得た限りでは,本邦では,この症例に類似した報告は見られない。
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