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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科66巻8号

1994年08月発行

文献概要

原著

星状神経節ブロック施行後の咽後間隙血腫

著者: 大野芳裕1 中村需2 野中隆三郎3 本永英治4

所属機関: 1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2沖縄県立八重山病院耳鼻咽喉科 3大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室 4沖縄県立八重山病院理学診療科

ページ範囲:P.745 - P.748

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 はじめに
 星状神経節ブロック(以下SGB)は適応範囲が広く,ペインクリニックで頻用されているが,耳鼻咽喉科領域でも突発性難聴などの治療に応用されている。一方SGB施行に際しての合併症は,星状神経節の位置的な関係から種々のものが挙げられるが,その多くは一過性のものである。しかし,今回SGB施行後に咽後間隙に血腫を生じ,緊急の血腫除去術を要した症例を経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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