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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科66巻9号

1994年09月発行

文献概要

原著

巨大な硬口蓋多形腺腫の1例

著者: 高崎賢治1 眞田文明1 村上隆一2 田中克己2

所属機関: 1長崎市立市民病院耳鼻咽喉科 2長崎大学医学部形成外科

ページ範囲:P.831 - P.833

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 はじめに
 小唾液腺由来の良性腫瘍では多形腺腫が最も多く,90%を占めている1)。自覚症状はあるものの,痛みがなく,発育が遅いため専門医までの受診が遅れることもしばしばである2,3))。今回われわれは,受診が遅れたために口腔内,および上顎洞内まで進展し,構音障害まで及んだ,硬口蓋から発生したと考えられる巨大な多形腺腫の症例を経験したので文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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