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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科67巻1号

1995年01月発行

原著

反回神経麻痺を生じた甲状腺腫瘍手術症例の検討

著者: 本間明宏1 飯塚桂司1 米川博之1 中丸裕爾1

所属機関: 1市立釧路総合病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.61 - P.64

文献概要

 はじめに
 甲状腺腫瘍を取り扱う際,甲状腺と反回神経の解剖学的位置関係より,反回神経麻痺は,合併症のなかでは比較的高い頻度で出現する障害の1つであると言われている。術前から麻痺が存在している場合は癌の神経への浸潤を強く疑わせるが,良性腫瘍でも腫瘍の圧迫によって生じる場合もあり,また,以前に行われた甲状腺あるいは胸部の手術的操作によって生じた場合や,特発性反回神経麻痺が偶然に重なる場合もある1)。当科における甲状腺腫瘍症例において術前,術後に出現した反回神経麻痺の頻度およびその原因について手術症例を対象として検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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