文献詳細
連載エッセイ 【Klein aber Mein】・6
文献概要
喉頭ガンで喉頭摘出が行われるようになった最初から術後の発声の問題は大きな関心を呼んだ。
私が恩師星野貞次先生の指導で喉摘手術をやらせて頂いたのは昭和11年(1936年)であった。当時先生は喉頭ガンの喉摘に格別の興味を持って盛んにやっていられた。喉頭ガンはglottic cancer,所謂内ガン型で,転移もなく喉頭を外廓軟骨もろとも摘出すれば確実にガン病巣摘出につながると考えられ,したがって手術成績は良好,当時全治率70%以上と記憶している。
私が恩師星野貞次先生の指導で喉摘手術をやらせて頂いたのは昭和11年(1936年)であった。当時先生は喉頭ガンの喉摘に格別の興味を持って盛んにやっていられた。喉頭ガンはglottic cancer,所謂内ガン型で,転移もなく喉頭を外廓軟骨もろとも摘出すれば確実にガン病巣摘出につながると考えられ,したがって手術成績は良好,当時全治率70%以上と記憶している。
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