文献詳細
トピックス ウェゲナー肉芽腫症の診断と治療
文献概要
はじめに
ウェゲナー肉芽腫症(Wegener's granuloma-tosis,以下WG)は抗好中球細胞質抗体(antineutro-phil cytoplasmic autoantibody,以下ANCA)の発見,免疫抑制剤を用いた効果的な治療法の開発に伴い,今日,血管炎症候群のなかで最も話題になっている疾患の1つである。その主病変は耳鼻咽喉科領域に分布することが多いが,肺,腎病変を高率に合併するため,全身性疾患として把握する必要がある。そこで本稿では主に内科的立場からWGの診断と治療について述べる。
ウェゲナー肉芽腫症(Wegener's granuloma-tosis,以下WG)は抗好中球細胞質抗体(antineutro-phil cytoplasmic autoantibody,以下ANCA)の発見,免疫抑制剤を用いた効果的な治療法の開発に伴い,今日,血管炎症候群のなかで最も話題になっている疾患の1つである。その主病変は耳鼻咽喉科領域に分布することが多いが,肺,腎病変を高率に合併するため,全身性疾患として把握する必要がある。そこで本稿では主に内科的立場からWGの診断と治療について述べる。
掲載誌情報