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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科67巻10号

1995年10月発行

原著

放射線治療後に食道狭窄をきたした喉頭癌症例

著者: 竹内万彦1 間島雄一1 野本由人2 岡本耕典1 坂倉康夫1

所属機関: 1三重大学医学部耳鼻咽喉科 2三重大学医学部放射線科

ページ範囲:P.980 - P.983

文献概要

 はじめに
 喉頭癌に対する放射線療法はレーザー手術とならび今日のT1,T2症例に対する治療法の主流をなしている。しかし,放射線は腫瘍組織のみならず,周囲の健常組織にも影響を及ぼし,何らかの副作用をひきおこすことが多い。喉頭癌に対する放射線治療の合併症として,喉頭壊死や喉頭の線維化はよく知られている1〜5)。今回,喉頭癌に対する放射線治療後,両側声帯の運動障害をきたし,その後食道狭窄の発生をみた症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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