文献詳細
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の画像診断
1.側頭骨・頭蓋底
文献概要
■はじめに
高分解能CT (High Resolution CT:HRCT)の発達は側頭骨画像診断に大きな進歩をもたらした。検出器数,サンプリングデータ数の増加や,スライス厚の縮小,さらには辺縁を強調するためのアルゴリズムの採用などによって,極めて微細な構造までが判別できるようになった。情報の豊富さ,撮影の手軽さから単純X線検査や,多軌道断層に取って代わる日常検査となりつつある。高分解能CT画像によって描出される,側頭骨微細構造に慣れ親しむ必要がある。
われわれの施設で使用しているCTスキャンは東芝CTスキャナTCT−900Sである。通常はドイツ水平面に平行な軸位断を採用し,必要に応じてREID基準線に対して110°の冠状断を付け加える。
高分解能CT (High Resolution CT:HRCT)の発達は側頭骨画像診断に大きな進歩をもたらした。検出器数,サンプリングデータ数の増加や,スライス厚の縮小,さらには辺縁を強調するためのアルゴリズムの採用などによって,極めて微細な構造までが判別できるようになった。情報の豊富さ,撮影の手軽さから単純X線検査や,多軌道断層に取って代わる日常検査となりつつある。高分解能CT画像によって描出される,側頭骨微細構造に慣れ親しむ必要がある。
われわれの施設で使用しているCTスキャンは東芝CTスキャナTCT−900Sである。通常はドイツ水平面に平行な軸位断を採用し,必要に応じてREID基準線に対して110°の冠状断を付け加える。
掲載誌情報