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特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の画像診断 1.側頭骨・頭蓋底
1.側頭骨のCT 2)炎症・真珠腫
著者: 馬場俊吉1
所属機関: 1日本医科大学耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.14 - P.18
文献購入ページに移動 ■はじめに
慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対して実施する側頭骨CT検査は,鼓室形成術を前提として行うことがほとんどである。CT画像からは,骨,軟部組織,含気部を明瞭に識別することが可能である。特に1〜2mmの断層幅での高分解能CT(HRCT)画像からは,単純X線写真や多軌道断層X線の数十倍の情報を得ることができる。
慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎などの中耳病変の画像診断では,中耳構造物の状態と病巣の存在部位と拡がり,周辺組織への浸潤あるいは侵入を読影することが必要である。中耳構造物としての鼓膜,耳管,鼓室粘膜,鼓室腔,乳突洞,乳突蜂巣,耳小骨などの読影が可能である。病巣と半規管骨部,天蓋などの周辺組織との関係も手術プランを立てる際に重要なポイントとなる。
慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対して実施する側頭骨CT検査は,鼓室形成術を前提として行うことがほとんどである。CT画像からは,骨,軟部組織,含気部を明瞭に識別することが可能である。特に1〜2mmの断層幅での高分解能CT(HRCT)画像からは,単純X線写真や多軌道断層X線の数十倍の情報を得ることができる。
慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎などの中耳病変の画像診断では,中耳構造物の状態と病巣の存在部位と拡がり,周辺組織への浸潤あるいは侵入を読影することが必要である。中耳構造物としての鼓膜,耳管,鼓室粘膜,鼓室腔,乳突洞,乳突蜂巣,耳小骨などの読影が可能である。病巣と半規管骨部,天蓋などの周辺組織との関係も手術プランを立てる際に重要なポイントとなる。
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