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特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の画像診断 2.顎・顔面
1.鼻腔・副鼻腔のCT 2)悪性腫瘍の質的診断および病期診断
著者: 浅井昌大1
所属機関: 1国立がんセンター東病院頭頸科
ページ範囲:P.60 - P.64
文献購入ページに移動 ■はじめに
鼻副鼻腔は複雑な形態をとるうえ,周囲を骨に囲まれているため耳鼻咽喉科的な一般診察において所見をとるのに非常に難しい制約がある。そこでどうしても画像診断の助けを必要とするが,その際大きな援軍となるのがCTスキャンである。単純X線や断層撮影でははっきりしない微細な読影も可能となり,特に腫瘍の進展範囲を判定するうえで大きく役立つ1)。
本稿は鼻副鼻腔に多くみられる上顎癌を中心として,他の腫瘍,鼻腔腫瘍などについても触れることとする。
鼻副鼻腔は複雑な形態をとるうえ,周囲を骨に囲まれているため耳鼻咽喉科的な一般診察において所見をとるのに非常に難しい制約がある。そこでどうしても画像診断の助けを必要とするが,その際大きな援軍となるのがCTスキャンである。単純X線や断層撮影でははっきりしない微細な読影も可能となり,特に腫瘍の進展範囲を判定するうえで大きく役立つ1)。
本稿は鼻副鼻腔に多くみられる上顎癌を中心として,他の腫瘍,鼻腔腫瘍などについても触れることとする。
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