文献詳細
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の画像診断
3.唾液腺
文献概要
■はじめに
CTの発達により,唾液腺と隣接軟部組織の画像診断も飛躍的に向上し,さらにCTとsialogra-phyの併用(CT-sialography,以下sialo-CTと略す)は,唾液腺内あるいは隣接して存在する腫瘤病変の診断に非常に有用とされている。従来のsialographyと比較したCT,あるいはsialo-CTの有用性については1980年代初期に多数報告されている。一方,近年MRIが登場し一般化されるにつれ,唾液腺病変についても病変の性状,局在,拡がりがさらにより正確にimagingされるようになり,特にsialo-CTの意義については変化しつつある。本稿では,まずCT読影の立場から正常唾液腺の解剖を概説し,ついでsialo-CTの手技,意義,さらに問題点についてまとめてみた。
CTの発達により,唾液腺と隣接軟部組織の画像診断も飛躍的に向上し,さらにCTとsialogra-phyの併用(CT-sialography,以下sialo-CTと略す)は,唾液腺内あるいは隣接して存在する腫瘤病変の診断に非常に有用とされている。従来のsialographyと比較したCT,あるいはsialo-CTの有用性については1980年代初期に多数報告されている。一方,近年MRIが登場し一般化されるにつれ,唾液腺病変についても病変の性状,局在,拡がりがさらにより正確にimagingされるようになり,特にsialo-CTの意義については変化しつつある。本稿では,まずCT読影の立場から正常唾液腺の解剖を概説し,ついでsialo-CTの手技,意義,さらに問題点についてまとめてみた。
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