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特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の画像診断 4.甲状腺
1.甲状腺のComputed Radiography
著者: 中山明仁1
所属機関: 1北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.114 - P.118
文献購入ページに移動 ■はじめに
1896年にレントゲン博士が最初のX線撮影を実現してから約100年,X線による撮影技術は目覚ましい進歩を遂げてきた。今日主流となっている増感紙とX線フィルムを組み合わせたアナログ方式の画像に加えて,1980年代に入り,デジタル過程を通して画像処理を行い表示するDigital Radiography (DR)がエレクトロニクスとコンピューター技術の進歩と共により身近なものとなった。ここではDRの1つの方法であるComputed Radiography (以下CR)について,特にその甲状腺疾患の診断における有用性を中心に解説する。なおCRの具体例として当大学東病院で使用しているFuji Computed Radiography(FCR−7000,富士メディカルシステム社,東京.以下FCR)を用いた。
1896年にレントゲン博士が最初のX線撮影を実現してから約100年,X線による撮影技術は目覚ましい進歩を遂げてきた。今日主流となっている増感紙とX線フィルムを組み合わせたアナログ方式の画像に加えて,1980年代に入り,デジタル過程を通して画像処理を行い表示するDigital Radiography (DR)がエレクトロニクスとコンピューター技術の進歩と共により身近なものとなった。ここではDRの1つの方法であるComputed Radiography (以下CR)について,特にその甲状腺疾患の診断における有用性を中心に解説する。なおCRの具体例として当大学東病院で使用しているFuji Computed Radiography(FCR−7000,富士メディカルシステム社,東京.以下FCR)を用いた。
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