icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科67巻11号

1995年11月発行

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の画像診断

5.咽頭

1.上咽頭のCT・MRI

著者: 佐々木文雄1 曽賀野悟史2 不破信和3 松浦秀博2

所属機関: 1愛知県がんセンター病院放射線診断部 2愛知県がんセンター病院頭頸部外科 3愛知県がんセンター病院放射線治療部

ページ範囲:P.148 - P.153

文献概要

 ■はじめに
 MRIおよびCTは,上気道を描画するのに最も適した画像診断法である。MRIは,CTに比較して優れた柔部組織のコントラスト分解能をもち,任意断面での撮像が可能で,かつ一度の撮像で複数の画像が得られる。MRIは,造影剤の投与なしに血管を描画できることからリンパ節病変の検出にも有用である。CTは軽微な骨皮質病変を明瞭に描画する点で優れているが,MRIは他の画像で描画し得ない軽微な骨髄病変の検出に有用な検査法であることも忘れてはならない。以下,画像を中心に正常解剖や上咽頭癌の病期診断を解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら