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原著
当科におけるバセドウ病手術例の検討
著者: 山田弘之1 加藤昭彦1 篠木淳1 松浦徹1 山田哲生1 矢野原邦生
所属機関: 1山田赤十字病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.1075 - P.1078
文献購入ページに移動バセドウ病は本来内科的疾患であり,本邦では抗甲状腺剤による治療が第一選択とされている。しかし,症例によっては,治療が長期にわたることや治療中止後に再発したり,無顆粒球症などの合併症を引き起こすことから,手術治療が選択される場合もある。手術治療が選択される症例も,そのほとんどが過去に内科的治療が行われており,手術治療はバセドウ病の最終手段であると言っても過言ではない。
当科では1986年以後甲状腺手術を積極的に行ってはいるが,バセドウ病の手術は少なく,施行した症例も全例内科において抗甲状腺剤治療が行われた既往をもつものである。
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