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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科67巻13号

1995年12月発行

文献概要

原著

鼻骨骨折の臨床的研究—上顎骨前頭突起との関連

著者: 善浪弘善1 水野正浩2 山根雅昭3

所属機関: 1東京都立府中病院耳鼻咽喉科 2東京大学医学部附属病院分院耳鼻咽喉科 3東京警察病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1143 - P.1147

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 はじめに
 鼻骨骨折は顔面骨骨折のなかで最も頻度の高いものであるが,そのなかには鼻骨骨折単独のもの,上顎骨前頭突起骨折を伴うもの,さらに篩骨や眼高壁の骨折を伴うものやLe Fortの2,3型骨折の一部である場合まで広く含まれる。耳鼻科医を受診する外傷患者の多くは前2者であることが多い。しかし,今までにこれらの2者の骨折の形態を比較検討した報告は少ない。
 今回,この鼻骨単独骨折と前頭突起骨折を伴う鼻骨骨折とをCT画像によって比較検討し,若干の知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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