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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科67巻2号

1995年02月発行

原著

多房状を呈した甲状舌管嚢胞の1例

著者: 坂東伸幸1 植原元晴1 野中聡1 川堀眞一1 海野徳二1

所属機関: 1旭川医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.165 - P.167

文献概要

 はじめに
 甲状舌管嚢胞(thyroglossal duct cyst)は,甲状舌管の遺残より発生する先天性頸部嚢胞で比較的若年者に発症し,その形態は一般的に球形,あるいは楕円形を呈する単房性嚢胞である1)。今回われわれは生来無症状で過ごし,高齢で初めて前頸部腫瘤を指摘され,その形態が多房状を呈した甲状舌管嚢胞症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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