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トピックス 日帰り手術
4.慢性副鼻腔炎における上顎洞チューブ挿入術
著者: 窪田哲昭1
所属機関: 1昭和大学藤が丘病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.214 - P.220
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上顎洞チュービング療法は下鼻道より洞内ヘドレーンチューブを挿入留置し,洞貯留液の持続的除去とともに薬剤の注入を行って形態的,機能的に本来の状態に戻すことを意図しているものである。
この治療法は上顎洞開放手術の弊害を避け,高度な慢性副鼻腔炎に対して一般診療所でも外来治療できることを目的に考案した保存的治療であるが,ことに近年慢性副鼻腔炎の軽症化や片側性の増加などその病態の変化が指摘されており,現状に合った新しい治療法として日常診療の中に導入したいと考えており,ここに紹介したい。
上顎洞チュービング療法は下鼻道より洞内ヘドレーンチューブを挿入留置し,洞貯留液の持続的除去とともに薬剤の注入を行って形態的,機能的に本来の状態に戻すことを意図しているものである。
この治療法は上顎洞開放手術の弊害を避け,高度な慢性副鼻腔炎に対して一般診療所でも外来治療できることを目的に考案した保存的治療であるが,ことに近年慢性副鼻腔炎の軽症化や片側性の増加などその病態の変化が指摘されており,現状に合った新しい治療法として日常診療の中に導入したいと考えており,ここに紹介したい。
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