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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科67巻4号

1995年04月発行

文献概要

Current Article

小児難聴とその扱い

著者: 田中美郷1

所属機関: 1帝京大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.293 - P.302

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 はじめに
 乳幼児期から難聴が両側性に存在すると,言語発達はもちろん精神発達や人格形成にも重大な影響を与えることは論を待たない。ただしこれらの問題は二次的に生じるものであるから予防可能である。しかし対策が遅れれば遅れるほど問題解決は困難になり,取り返しのつかない事態を招くことにもなる。
 ところで,難聴はいろいろな原因によって生じうる。これらの中には予防可能なものもあれば治療し得るものもある。一方医学的治療不能なものには治療教育がある。いずれの場合も早期対策が重視されるゆえに,本稿では難聴の早期発見・対策に重点を置いて現状を展望してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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