文献詳細
目でみる耳鼻咽喉科
術後性上顎嚢胞の内視鏡下鼻内手術
著者: 湯本英二1 河北誠二1 相原隆一2
所属機関: 1愛媛大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2鷹の子病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.574 - P.575
文献概要
鼻内法自体は新しい方法ではない。CTを中心とする画像診断の進歩によって嚢胞の存在だけでなく,その局在部位が術前に正確に診断できるようになったこと,および,鼻用の硬性内視鏡が開発されたことで鼻内所見を確実に把握できるようになったことから,内視鏡下に行う鼻内法が手技的に容易となった。また,鼻内法は患者に及ぼす手術侵襲が非常に小さいという利点がある。
掲載誌情報