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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科67巻7号

1995年07月発行

連載 ケーススタディー めまい・難聴

ケーススタディー〔7〕

著者: 横田淳一1

所属機関: 1埼玉医科大学平衡神経科

ページ範囲:P.694 - P.704

文献概要

I.症例呈示
 《症例1》 59歳,女性,右利き,主婦
 主訴:複視,手足しびれ感などを伴う自発性回転性めまい,頭重症,差明感,耳鳴
 現症歴:15年前,一瞬,気が遠くなったような気がすると,続けて激しい自発性回転性めまい(1時間程度持続)を経験した。その後,平成元年,2年,5年,そして最近では平成6年8月6日に同様の自発性回転めまい発作を経験した。めまいには,嘔気,嘔吐,複視,手足のしびれ感(glove & stocking type),嗄声などが随伴し3〜4時間持続した。また,買物時などに差明感を覚えることがあった。
 日常,後頭部頭重感,肩凝りなどが常在し,10年来,両側耳鳴が出没性の自覚されていたが,特にめまい発作時の随伴,増強するようなことはなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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