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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科67巻8号

1995年08月発行

原著

小児喉頭異物の2症例

著者: 篠原孝之1 有友宏1 稲木匠子1 岡本和憲2

所属機関: 1松山赤十字病院耳鼻咽喉科 2松山市

ページ範囲:P.756 - P.759

文献概要

 はじめに
 喉頭異物は気管・気管支異物にくらべ稀である1)が窒息の危険性があるため早期の診断,治療が必要である。しかし実際には,乳幼児に多いため,病歴聴取が困難である,異物誤嚥後無症状期がある,X線透過性の異物が多いなどの気道異物に共通した特徴から他科で経過を観察され,診断が遅れることが少なくない。また乳幼児が多く,喉頭ファイバースコピーでも喉頭の観察が困難な場合がある。
 最近声門と声門下の喉頭異物2例を経験したので文献的考察を加え,診断上の留意点について検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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