icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻1号

1996年01月発行

原著

喉頭狭窄を呈した再発性軟骨炎の1例

著者: 熊谷正樹1 豊嶋勝1 板垣政信1 桜井時雄1

所属機関: 1いわき市立総合磐城共立病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.52 - P.56

文献概要

 緒言
 再発性軟骨炎は系統的に全身の軟骨組織を侵す自己免疫疾患で,1923年Wartenhorst1)により初めて記載され,現在までの約70年間に世界で約300例が報告されている比較的まれな疾患である2)。われわれは,感冒罹患後,両側耳介軟骨炎・鼻中隔膿瘍にて発症しその後,喉頭狭窄による呼吸困難を呈した本疾患例を経験した。再発性軟骨炎の病因をめぐる最近のトピックスや自己免疫疾患発症におけるスーパー抗原の関与について,文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら