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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻1号

1996年01月発行

原著

Chlamydia trachomatis による頸部リンパ節炎症例

著者: 石津吉彦1 谷尾進司2 吉田春彦3

所属機関: 1鳥取県立厚生病院耳鼻咽喉科 2鳥取県立厚生病院耳鼻咽喉科中央検査室 3鳥取大学医療技術短期大学部病理学

ページ範囲:P.76 - P.78

文献概要

 はじめに
 最近,性風浴の変化ともに,従来は耳鼻咽喉科領域でみられなかったような病原体によって様々な病態が引き起こされ,こうした感染症患者が直接にわれわれのところを受診するようになった。本邦でも口蓋扁桃,中耳腔や頸部リンパ節などからChlamydia trachomatis(以下C.trachomatis)を検出した報告1〜4)がある。今回,C.trachomatis尿道炎の既往のある成人男性で,C.trachomatisによると思われる頸部リンパ節腫大をきたした症例を経験したので文献的考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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