文献詳細
原著
文献概要
はじめに
近年,抗結核剤の発達や結核予防法の普及によって結核の発生頻度および死亡率は減少してきている。しかし,ここ数年結核死亡率の減少速度は鈍化してきており,また肺結核の新登録患者数は増加してきている1)。
耳鼻咽喉科領域,特に咽頭喉頭領域は上気道に属し,肺結核に伴う発症の報告が多く認められる。今回著者が経験した耳鼻咽喉科領域の結核症について検討を行ったので,文献的考察を加え報告する。
近年,抗結核剤の発達や結核予防法の普及によって結核の発生頻度および死亡率は減少してきている。しかし,ここ数年結核死亡率の減少速度は鈍化してきており,また肺結核の新登録患者数は増加してきている1)。
耳鼻咽喉科領域,特に咽頭喉頭領域は上気道に属し,肺結核に伴う発症の報告が多く認められる。今回著者が経験した耳鼻咽喉科領域の結核症について検討を行ったので,文献的考察を加え報告する。
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