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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻11号

1996年10月発行

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科手術マニュアル—私の方法

鼻手術

1.鼻中隔矯正術,下甲介切除術

著者: 海野徳二1 野中聡1

所属機関: 1旭川医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.47 - P.51

文献概要

 はじめに
 鼻中隔や鼻甲介の変形は鼻腔の通気性を妨げるばかりでなく,粘液の正常な流れを乱す。それらは鼻腔や副鼻腔の炎症の慢性化や鼻性神経症とも関連する。鼻中隔矯正術は,粘膜は保存したまま,曲がっている軟骨や骨を除去することにより屈曲部を矯正する手術をいう。粘膜下窓形切除術を出発点として発展した。下甲介切除術は,粘膜肥厚部を下甲介剪刀で切除することから出発し,粘膜下に甲介骨を切除する方法,粘膜を広汎に切除する方法,電気凝固やレーザーを用いる方法などを総称するが,広義には薬品による凝固法も含む。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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