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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻11号

1996年10月発行

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科手術マニュアル—私の方法

喉頭の手術

2.喉頭部分切除術 1)喉頭垂直部分切除術

著者: 鈴木晴彦1

所属機関: 1千葉県がんセンター頭頸科

ページ範囲:P.115 - P.119

文献概要

 はじめに
 喉頭は発生学的に,supraglottic (左右),glottic(左右),subglotticの5つの区画から成立する。これらは局所リンパ流の観点からみても大体独立している。したがって,喉頭部分切除術は腫瘍の進展範囲に応じ,その1つないしは複数の区画を切除し,喉頭のもつ3機能(呼吸,発声,嚥下)を保存させ得るものであり,合理的な手術法といえる。
 1834年Brauerが初めて試み,1956年Leroux-Robertが集大成し,その後も諸家による様々な方法が多数報告されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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