icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻12号

1996年11月発行

原著

慢性中耳炎から全聾をきたした1例の側頭骨病理所見

著者: 藤井智子1 飯野ゆき子1 小山悟1 中本吉紀1 鳥山稔2 神尾友和3

所属機関: 1帝京大学医学部耳鼻咽喉科学講座 2国立国際医療センター耳鼻咽喉科 3神尾記念病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.958 - P.961

文献概要

 はじめに
 ヒトの側頭骨病理において,生前の聴力と蝸牛の病理所見との関連は非常に興味が持たれてきた。そのうち後天性に全聾を生じる疾患は,内耳炎,内耳出血,聴器毒,突発性難聴など様々なものがあげられ,その側頭骨病理に関する報告1〜3)も散見されるが,今なお十分には解明されていない。今回われわれは,慢性中耳炎が内耳へ波及し両側聾を生じたと考えられる側頭骨について病理学的検討を行い,若干の考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら