icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻12号

1996年11月発行

原著

めまいを主訴とした異型Fisher症候群の1症例

著者: 設楽明子1 大久保公裕2 相原康孝2 八木聰明2

所属機関: 1伊勢崎市民病院耳鼻咽喉科 2日本医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.968 - P.970

文献概要

 はじめに
 Fisher症候群は眼筋麻痺,運動失調,深部反射低下を3主徴とする,急性多発性神経炎の1亜型である1〜3)。現在までの報告では,複視で発症し,上記3主徴が次第に完成し,最終的にFisher症候群と診断されている症例が多い4,5)。今回われわれは,めまいを主訴とし,3主徴のほか意識障害,無呼吸など多彩な中枢神経症状を呈し,神経耳科学的検査から小脳および脳幹病変の合併が示唆され,異型Fisher症候群と診断した症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら