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目でみる耳鼻咽喉科
3D-CTによる甲状軟骨形成術1型の評価
著者: 箕山学1 田辺正博1 田中信三1 村岡紀昭2
所属機関: 1大阪赤十字病院耳鼻咽喉科 2大阪赤十字病院放射線科
ページ範囲:P.1024 - P.1025
文献購入ページに移動声帯のレベル差は麻痺側披裂軟骨が外転位にあるために起こる現象で,披裂軟骨自体を直接内転させない限り矯正できないと考えてきたが,声帯は披裂軟骨声帯突起に付着しているので,輪状披裂関節に可動性があれば声帯後部を十分に内転させることにより披裂軟骨声帯突起も内転,下降し,レベル差も矯正可能と考えられる。甲状軟骨形成術I型の軟骨開窓部を後方にずらし,シリコンブロックの形状に工夫を加えたI型変法3)を行い,3D-CTで術後の評価を行った。
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