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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻13号

1996年12月発行

原著

キヌタ骨長脚が鼓膜より突出した耳小骨離断の1例

著者: 松井和夫1 浅井美洋2 星野知之2

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院耳鼻咽喉科 2浜松医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.1052 - P.1054

文献概要

 はじめに
 外傷性耳小骨離断は日常臨床においてしばしば経験するが,多くは交通事故や,災害事故など他の外傷を伴って生じることが多い。耳清掃中に生じる中耳外傷は鼓膜穿孔,鼓膜裂傷が多く,時に直接損傷により耳小骨離断を生じ,めまい,難聴,耳鳴を起こすことがある。
 今回われわれは,耳清掃時の耳かき棒による鼓膜穿孔と,キヌタ骨長脚が鼓膜より突出した非常に稀な外傷性耳小骨離断の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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