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手術・手技
視神経管開放術を施行した外傷性視力障害
著者: 本多伸光1 中村光士郎1 木谷伸治1
所属機関: 1愛媛県立中央病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.1086 - P.1090
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視神経管骨折は外傷性視力障害のうち80%以上に認められるという報告もあり1),救急外来診療において常に念頭に置いておかなければならない疾患の1つである。視神経管骨折があり,高度の視力障害が認められる場合には,積極的に視神経管開放術を行う必要がある。著者らは外傷による視神経管骨折を強く疑い,鼻内法にて鼻用硬性内視鏡下(以下,鼻内視鏡下と略す)に視神経管開放術を施行した症例を2例経験したので,若干の考察を加えて報告する。
視神経管骨折は外傷性視力障害のうち80%以上に認められるという報告もあり1),救急外来診療において常に念頭に置いておかなければならない疾患の1つである。視神経管骨折があり,高度の視力障害が認められる場合には,積極的に視神経管開放術を行う必要がある。著者らは外傷による視神経管骨折を強く疑い,鼻内法にて鼻用硬性内視鏡下(以下,鼻内視鏡下と略す)に視神経管開放術を施行した症例を2例経験したので,若干の考察を加えて報告する。
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