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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻2号

1996年02月発行

原著

アデノイド切除術が著効した睡眠時呼吸障害の11か月乳児例

著者: 小林正佳1 清水猛史1 間島雄一1 坂倉康夫1

所属機関: 1三重大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.134 - P.137

文献概要

 はじめに
 近年,成人のみならず,小児においても睡眠時無呼吸症候群の存在が注目され,とくに小児ではその原因としてアデノイドや口蓋扁桃肥大が大きく関与していると考えられる1,2)。しかし,乳児における睡眠時呼吸障害やこれに対する手術施行例の報告は極めて少ない。
 今回われわれは,アデノイド増殖症により睡眠時無呼吸をきたしたため手術治療を行った,生後11か月の乳児症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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