文献詳細
連載エッセイ 【Klein aber Mein】・19
文献概要
鼻呼吸を支障なくできれば鼻道は開通している訳である。嗅覚障害なく,後鼻漏なければまず鼻疾患なしと一応考えてよいであろう。体位(側臥位)や気分により,一側鼻粘膜に起こる鬱血腫脹により鼻閉を起こすことがあるが,体位,気分の変換で鼻道は開通する。しかし中隔轡曲,中隔櫛,鼻茸,副鼻腔炎では中甲介,下甲介等の粘膜腫脹による鼻閉がある。
鼻呼吸では吸気流は中鼻道を,呼気流は総鼻道を通るから,この原則に則って鼻道を整調する鼻道調整手術が合理的である。
鼻呼吸では吸気流は中鼻道を,呼気流は総鼻道を通るから,この原則に則って鼻道を整調する鼻道調整手術が合理的である。
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