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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻2号

1996年02月発行

連載エッセイ 【Klein aber Mein】・19

鼻道の開通手術について/頭蓋底手術

著者: 浅井良三12

所属機関: 1神戸大学 2兵庫医科大学

ページ範囲:P.152 - P.154

文献概要

 鼻呼吸を支障なくできれば鼻道は開通している訳である。嗅覚障害なく,後鼻漏なければまず鼻疾患なしと一応考えてよいであろう。体位(側臥位)や気分により,一側鼻粘膜に起こる鬱血腫脹により鼻閉を起こすことがあるが,体位,気分の変換で鼻道は開通する。しかし中隔轡曲,中隔櫛,鼻茸,副鼻腔炎では中甲介,下甲介等の粘膜腫脹による鼻閉がある。
 鼻呼吸では吸気流は中鼻道を,呼気流は総鼻道を通るから,この原則に則って鼻道を整調する鼻道調整手術が合理的である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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