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原著
当科における甲状腺腫瘍症例—臨床統計と術前診断の有用性
著者: 太田伸男1 原田次郎1 大木誠1 武田一彦1 坂田謙1 新井邦夫1
所属機関: 1水戸済生会総合病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.250 - P.253
文献購入ページに移動甲状腺腫瘍は重要な甲状腺疾患であり,近年甲状腺腫瘍手術症例の報告が増加している。この理由として種々の画像診断法や穿刺細胞診などの術前診断法が進歩し,術前に本疾患の部位的および質的診断がより正確に行われるようになったことがあげられる。われわれは当科にて最近約4年間に経験した甲状腺腫瘍手術症例について,その一般的臨床統計と術前診断法の有効性について検討したので報告する。
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