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原著
MRIによる原発性上皮小体機能亢進症の術前部位診断
著者: 井上貴博1 冨田俊樹1 新田清一1 加納滋2 佐藤俊彦3
所属機関: 1栃木県済生会宇都宮病院耳鼻咽喉科 2国立栃木病院耳鼻咽喉科 3晴澄会鷲谷病院放射線科
ページ範囲:P.469 - P.472
文献購入ページに移動原発性上皮小体機能亢進症の治療にあたって,術前部位診断の進歩が切望されている。上皮小体病変の術前部位診断には,これまで超音波,sub-traction scintigraphy,CTなどが用いられてきたが,改善の余地は少なくなかった。近年はMRIが,術前部位診断に試みられるようになってきた。MRIは解剖が複雑な軟部組織を扱う耳鼻咽喉科頭頸部外科医にとって,現在,必要不可欠な検査の1つとなっている。したがって,周囲軟部組織との鑑別が重要な上皮小体病変の同定においても,MRIによる術前部位診断率の向上が期待される。今回われわれは,上皮小体病変の術前部位診断にMRIが有用であるか否かの検討を行ったので報告する。
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